高いのにこの採用率。
何故値上がりしたか,といっても今の環境に適しているからとしか。
甲虫装機環境でこのカードは頼もしすぎますからな。
似た効果を持つ禁じられた聖杯と比べつつ特徴を並べてみると,
長所
一,フリーチェーンでモンスター効果を無効にできる
二,聖杯と異なり永続的に攻撃を止められる
三,天罰等と異なり無効にしたモンスターは破壊される訳ではなく墓地へ行かない
四,永続罠であるのでゼピュロス,ブリューナクで回収できる
短所
一,効果モンスター以外には発動すらできない
二,聖杯と異なり ・ダメージステップに発動できない
三, ・罠なので発動までの速度は速攻魔法に劣る
四, ・チェーンサイクロンされると発動に失敗
この辺が浮かんできます。
長所について
対インゼクターとして有効に働くポイントは長所の三,無効化したモンスターが墓地へ行かないことだと思います。インゼクターでは,メインデッキにリビングデッドの呼び声やリミットリバースなどの墓地からの蘇生カードが積まれているタイプのものが多く,下手に破壊すると,すぐに蘇生されもう一度効果発動となることが普通です。このカードにより相手のダンセル,センチピード,時にはホーネットを墓地に送らず,効果も使わせず,攻撃をできなくしているため自爆特攻から墓地に送ることもさせず,そのターン木偶の坊にすることができます。そして次のターン,自分のデッキのコンボをぶつけてワンショットキルor場を超制圧する。そんな流れになるわけです。
対ラギア系デッキとしても優秀であるのが長所の二,攻撃を止められる点。ジュラック・グアイバに対し聖杯との差異が利点となります。聖杯では攻撃力の上昇したグアイバに攻撃される危険があり,そのリスクが無いのは大きいです。また,開闢,レダメ,裁きの龍等々高い攻撃力と強力な効果を持ち合わせたモンスターに対して有効でもあります。
次に短所について。
短所一の効果モンスターにしか発動できない点はセイバーザウルス,ヴェルズ・ヘリオロープ,E・HERO アナザーネオスの攻撃を止められないということ。アレキサンドライドラゴンやジェムナイト・パールもいますね。このモンスターたちと遭遇することは決して稀なことではなく,実は結構辛かったり。
短所四の永続罠であるゆえのチェーンに弱いこと。インゼクターにはサイクロンやサンダーブレイクが積まれていることも多く危険ではあります。永続トラップであることは長所四の回収できる点と表裏一体なのですがね。神の警告とこのカードの発動の優先順位とか中々難しいです。ダンセルの特殊召喚効果に発動したいが,その前にこれが割られる危険アリ。かといって警告を撃つと墓地から再び特殊召喚される可能性も。でも,デモンズチェーンに頼ると何かチェーンされて割られるかも。あわわわわ。
エフェクト・ヴェーラーと共に数々のデッキで活躍する理由は,スペースを取らずに相手の妨害を行えるからでしょうか。HEROであればデュアル・スパークとヒーロー・ブラスト,墓守であれば王家の眠る谷ネクロバレーやスキルドレインにより相手へのメタを張ることができますが,他のデッキではそれらのカードは扱うこと自体不可能だったり,自分の首を絞めてしまったりしやすいです。最近採用率は下がりつつありますがライオウもスペースを取らずに相手へのメタを張れるカードで多くの環境デッキを動きにくくさせます。
強力なカードだからこそ,どんな相手にどのように使うのが良いかしっかり押さえておきたいですね。
そういえばいくつかの聖刻とやりました。
あれ,そんなでもないような?
回れば派手ですが回らないときにはちっともですし。
メタ系のデッキでいくとかなり楽ですし。
構築とプレイングによるものもあると思いますが,今の所ちょっと拍子抜けなような。
これから台頭してくるのでしょうか。 ではでは
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アナザーネオスはデモチェで止められますよ
> アナザーネオスはデモチェで止められますよ
再度召喚後は止められてしまうようですね
奈落などに落ちることといい、ますますアナザーネオスを再度召喚するメリットが……